Regza の録画用 HDD を修復する
東芝のテレビ Regza に外付けハードディスクを録画用に取り付けてあるのだが,調子が悪い。具体的には,録画の一覧が見えなくなった。一旦テレビの電源を切り,しばらくしてから電源を入れ直すと次のメッセージが表示された。
新しいUSBハードディスクを検出しました。 登録を行いますか? 登録時にハードディスクは初期化されます。
4TBのハードディスクの50%くらいが使用済みなので,初期化されては困る。ありがたいことに Regza のハードディスク修復ツールを作ってくれている方がいる。それを使って修復を試みようと思うが,修復できたとしてもこのハードディスクを使い続けるのは不安が残る。そこで,修復後に中身を新しいハードディスクにコピーすることにする。大まかな計画としては以下の通り。
- 新しいハードディスクを手配
- CrystalDiskInfo - Crystal Dew World [ja] を Windows PC で起動し,ハードディスクの障害度合いを確認
- REGZAハードディスク簡単修復 - ダウンロード・ページ でハードディスクを修復
- REGZA HDD Easy Copy - ダウンロード・ページ で新しいハードディスクにデータをコピー
- データがコピーされた新しいハードディスクを Regza に接続
まずはハードディスクの修復まで行う。REGZA HDD Easy Repair は Ubuntu で起動する必要がある。手元に Mac があるので,VirtualBox のゲスト OS に Ubuntu 12.04 を導入することにした。具体的な手順は以下の通り。
- Index of /releases から 12.04.3 の PC (Intel x86) desktop CD 用 ISO ファイルをダウンロード (Ubuntu 12.04 LTS Desktop 日本語 Remix CD リリース | Ubuntu Japanese Team の方がよかったか?)
- Oracle VM VirtualBox - ダウンロード | Oracle 日本 のゲスト OS として Ubuntu をインストール
- パソコン経済学: REGZA HDD復旧メモ に習って,/etc/apt/sources.list を修正し,apt-get udate; apt-get upgrade; apt-get install libreadline5; apt-get install xfsprogs
- 修復用ハードディスクを Mac に接続
- VirtualBox のメニューから Devices→USB→修復用ハードディスクを選択
- Failed to attach the USB device. Failed to create a proxy device for the USB device. (Error: VERR_PDM_NO_USB_PORTS) というエラーが表示されたら,一旦 Ubuntu をシャットダウンし,VirtualBox の設定→ポート→USBで「USB 3.0 (xHCI) コントローラー」を選択 (エラー時には USB 2.0 が選択されていた)
- mount: /dev/sdb1: can’t read superblock. というエラーが表示されたら,ターミナルを起動し xfs_repair -Lv /dev/sdb1 で修復 ([Linux] XFS 修復 mount: /dev/sdb1: can’t read superblock. – 吉田Style-MindShare-)
- ●レグザHDD復旧ソフト「REGZA HDD Easy Repair」の使い方 - レグザREGZA研究 の通りに REGZA HDD Easy Repair で修復
修復できた模様で,まずは一安心。次はデータのコピーである。